2019年は怒涛の一年でした。
またフルタイムで働き始めたのもあるんだけど何より引っ越し2回が重い…!
そんななかでもなんとか創作をつづけ、イベントにも参加することができたのでよかった。
どちらかというと、物語そのものより物体としての本への興味が深まったな年だなと思います。
うまいことタイミングが合って、製本教室に行けたのもあり。製本を生業とする友達ができたのもあり。紙オタクとしてはどうしてもそちらに傾いてしまうわけで。
そのへんの話は「紙編」に譲るとして。
Twitter300字SSに参加
4月から?なにがきっかけで参加するようになったんだっけ?もう思い出せない…
1回どうしてもスケジュールがきつくて断念しましたが、あとはできるだけ毎月参加するようにしました。
いつもまとめてくださる主催さま、ありがとうございます。
界隈の方々に気軽に作品を読んでもらえるありがたい企画。
同じ言葉(テーマ)に対して違うアプローチをしてみたり、自分の発想の偏り・クセに気づけたり、決められた時間と文字数できっちり上げる、というのがすごくいい練習になっています。
偏ってるなー、とわかっても、でも私の好きなのはやっぱりこれだしな、と開き直ることができました。場面設定はもちろん、言葉の選び方とか、リズムとか。
300字なら軽く読めるし、読む側としてもちょっとした時間でちょこちょこ楽しめる。
いやー、ありがたい。
自分で気に入っているのは「胸のうち」(お題:咲く)と「金環の術」(お題:窓)かなあ。
「風のたより」(お題:会う)も好きだけど。
お題になっている言葉そのままをできるだけ使いたくない、読んだときに浮かんだ絵にじわりとお題が浮かび上がってほしいっていう妙なこだわりで続けてます。
お正月はお休みとのことで、また1月末よりお世話になります。
よかったら上の画像からリンク飛べます。
あと、カクヨムでも読めます。https://kakuyomu.jp/users/emily0420
新刊「百花の末裔」
なんとかかんとか一冊だけ出しました。
フルで仕事しながら物書きを続けるっていうのがこんなに(体力的に)きついとは…
夜は頭働かないから朝やれってみんな言いますけどね、疲れてると朝もそうそう起きられないんですね。
「一筋縄でいかない王の道」、「力を持つことの責任」を書きたくて、たぶん2月くらいからずっとこねてたんですがまとまらず
11月の文フリ東京合わせでどうしても本にして出したかったんで9月ごろから肚くくって書き始めたもののどうも主人公に覇気がない(自分が悪い)。
周りを固めるキャラクターのほうが動かしやすいっていうのはどういうことなんでしょうね。
ついつい主人公のお尻をぶったたく女子を登場させてしまうんですが。なんでしょう、世の中に不満でもあるんですかね、私。
続きものなので物語はまだ序盤、そろそろアトリには気合い入れて頑張ってもらわないと。
一番の後悔はあれですね、
本当にイベントぎりぎりまでかかったのでほぼ推敲できてないことですね。
イベント頒布後に大きな誤りを2つ見つけて絶望しました。
2020年は何よりも人様に見せる前にちゃんと推敲することを第一としたいです。ああ本当に申し訳ない。
2巻にて挽回したいと思います。
●表紙のこと
本文の印刷・製本は「ちょ古っ都製本工房」さんですが
表紙は自分で刷りました。
納品されたときには本のおもてはまっさらの無地で、
そこへ自分でシルクスクリーン印刷。
そういう仕事してるんでわかってたんですが、
・小さい文字はかすれる
・ラメインク(今回は銅を使った)はさらにかすれやすい
と、要注意ポイントをふたつも踏み抜いていたためなかなか仕上がりが安定せず
うっかり乾燥時に熱加えちゃったもんだから本文のトナーがくっつくという…
事前に予想してたのにな…なんでやったんだろうな…
これも2巻にて挽回を…
●ツールのこと
〜テキストエディットからstoneへ〜
文章を打つときは文字入力時の動きが軽いことを最重要視しているので、ずっとMacのテキストエディットを使ってたんですが
だんだん切羽詰まってくると白地に黒文字がしんどくなってくるんですね。よくわからないけど。
気が散らないようにフルスクリーンにするとなんだか味気ないし。
平たく言ってテンションが上がらない。
そこで、なんかシブくていいかんじのアプリケーションがないもんかと調べて発見したのが「stone」
いろいろ機能があっても使いこなせない(そこまで到達していない)ので、とにかく淡々と書くことを考えるとこれがベストでした。
フォントも好きだし、なるほどダークモードにすると集中しやすい。
なんかもうサイトのデザインからシュッとしてていいんですよね。
仕事とか引っ越しとか日常がパンパンでじゃっかん頭のネジ飛んでいたので、ほぼ反射でポチりました。
後悔はしていない。
文学フリマ京都(1月)東京(11月)
イベント出展はいずれも文フリ。
●京都(1月)
文フリ京都は妹②(キラキラ好き)を誘って半分旅行気分で参加しました。
妹が作ったピアスがご好評をいただきまして、彼女のイベントデビューとしてはよかったんじゃないかなと。
私のほうも、関西圏の方がTwitterで拡散してくださったおかげで遠征参加のわりに手にとってくださる方がいて、ほっとしました。
札幌のテレビ塔のかんじとは違って、会場ひろびろしてたしジャンルもちょっと違って面白かったな。
何故か母と妹①も時期を合わせて京都に遊びに行っていて、イベント会場にも現れるという。
本とか紙とか友人に会ったりとか友人ができたりしたインパクトの強い体験でした。
●東京(11月)
規模がでかい!!
5月に一般参加で遊びに行ったんででかいのはわかってたんですが
でかい!
そして地味にイベント1人出展が初だったので、時間の使い方が難しかった…
事前準備ほとんどできず、なんならお釣りの用意すら微妙だったので値札からPOPから何もなくて序盤あまりに暇だったのでひたすら名刺つくってました。
あれだけたくさんの作品が並ぶなかで手にとってもらえるってすごいことですね。
ずっと会いたかった方にお会いできたのが何より嬉しかった。
反省点はとにかく多いので、次回5月はもっと手放しで楽しめるよう事前準備をしたいと思います。
…5月、もう申し込んだの?
懲りないね…
番外「なつ展」
札幌にいるあいだ、気になっていた「○○展」(○のなかは季節のなまえ)。
せっかくシルクスクリーンができる環境になったんで、家内制手工業で出展してみました。
要項にのっとって作品を送ったら設営していただけるという作家に優しいスタイルでして
私は実際に会場に行けなかったんですが、当日の様子をTwitter経由で教えてくださる方がいたり、ちょっと交流が生まれたり
「ぱっと見てわかるもの」も楽しいなと。
イラスト、もうちょいやりたいすね。
今後の予定
5月 文フリ東京
…以上!
あとはまたTwitter300字こつこつ参加しつつ
「百花〜」の続きを書きます。
イベント出展ぎりぎりで仕上げる(仕上がってない)のはもうやめにしたいので
5月は既刊となにかぺらっとしたもの持っていくことにしようかしら。
予定は未定です!!
(紙編につづく)